医学のたまご

医学のたまご (ミステリーYA!)

息子に買ってやって、彼はもう読み終えていたので、バチスタの勢いを駆って読了。『日経メディカル』に連載されていた作品で、子供も大人も楽しめるが、読後感はわりとハード。医師というと臨床の診療現場ばかりがクローズアップされるが、研究者としての側面を、論文発表のどたばたを通して描いている。さまざまな先生たちが出てくるのは、たぶん海堂氏の全作品から顔見せ的に登場しているのだろう。

医学論文、たしかに構文なら中学英語で解読できるけれど、単語がね…。