2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

花巻をひねった。

練り消しひねりは楽しいが、腹はふくれない。たまには食べられるものをひねろうというわけで、ずっと片想いだった花巻にトライ。これはかんたんにいえば饅頭の皮の部分で、蒸し上がって熱々のところにいろいろなものをはさんで食べる、大陸北方のパンのよう…

花冷えの日曜日。

息子を連れて外に出て、寒くて驚いた。近所の公園で満開の桜を見た。もう一時を過ぎていたが、若いカップル、そして母子連れが樹の下で弁当を広げていた。 アケビコノハのお子様ポイントを見つけるために、アケビのあるあたりを確認して回った。柔らかく芽吹…

消えた。

ほぼ書きあがっていた記事を消してしまった。残念。PCからフォームを開けて書くよりも、ケータイから書いていたときのほうがこういうときのリカバリは容易だ。予測変換機能をフル活用すれば、わりと短時間で書き直しがきく。書くのに一時間もかかったのに、…

ニッポン文学とか。

子供たちが朝からゲームで遊んでいるあいだに図書館にひとっ走りして、頼んでおいた『ボートの三人男』と『わが愛しき娘たちよ』を受け取ってきた。これで『犬は勘定に…』の予習はばっちり、の予定。お勧めありがとうございました。 ふだんはあまり見ない雑…

螺鈿迷宮

螺鈿迷宮 作者: 海堂尊 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 2006/11/30 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 45回 この商品を含むブログ (186件) を見る 半身浴のあいだに読了。宝島社からデビューして、角川、講談社、新潮社、理論社と、出版元は見事に違…

天使

天使 作者: 佐藤亜紀 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2002/11 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 36回 この商品を含むブログ (20件) を見る 精緻な「感覚」の描写に魅了された。これでやっと、積読だった『雲雀』を読むことができる。

ジェネラル・ルージュの凱旋

ジェネラル・ルージュの凱旋 作者: 海堂尊 出版社/メーカー: 宝島社 発売日: 2007/04/07 メディア: 単行本 購入: 3人 クリック: 87回 この商品を含むブログ (261件) を見る 二作目『ナイチンゲールの沈黙』の裏でICUのスキャンダルが発覚する。渦中の救急救…

インプットとアウトプットの周期。

本を切れめなく読みまくっている今は、専らインプットに意識が向いていて、ここに何か書こうにも適当なネタを思いつかない。といってアウトプットの意欲が創作方面に向くとまたここで書くことに詰まるわけだが。 『ジェネラル・ルージュの凱旋』を読み終えた…

積んだり崩したり。

午前中は庭でごそごそ。玄関前においてあった熱帯スイレンの取り扱いに苦慮。ちゃんと水に浸しておかないといけないのに器がない…。今年の夏こそ花を咲かせてやりたい。 そろそろ『わが愛しき娘たちよ』と『ボートの三人男』を取りに行かなければ。図書館通…

イリーガル・エイリアン

イリーガル・エイリアン (ハヤカワ文庫SF) 作者: ロバート・J.ソウヤー,Robert J. Sawyer,内田昌之 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2002/10/01 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 87回 この商品を含むブログ (68件) を見る 人類は異星人とのファースト…

バンテージ・ポイント Vantage Point

スペインで開催された国際サミット。その席上でアメリカ大統領が狙撃される。犯人を捜して苦闘するシークレット・サービス。映画は、そのつど時間を巻き戻しながら、テロにまきこまれたさまざまな人々の視点から事件の真の姿を描き出していく。 息子に乞われ…

大森氏によるクラーク追悼

(略) 1999年の夏、雑誌の取材で、スリランカのコロンボの自宅にクラークを訪ねたことがある。当時、クラークはすでに80歳を超えていたが、お土産の短波ラジオを手渡すと、子供のように目を輝かせて箱からとりだした。取材の間も、50年前の出来事を昨日のこ…

ナイチンゲールの沈黙

ナイチンゲールの沈黙 作者: 海堂尊 出版社/メーカー: 宝島社 発売日: 2006/10/06 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 120回 この商品を含むブログ (311件) を見る 完全に速読エンジンがかかってしまった。orz 癌に侵された眼の摘出手術をひかえた小児科…

タコとスターリン。

教育テレビ 22:25~ このひとこの世界 亀山郁夫氏 全八回 「譜面のなかの二枚舌・ショスタコービッチ」 独裁者と闘った作曲家について、だそうな。 うまく観られるかな。

テーマを変えた。

桜の季節になったことだし、そっけない色だったブログのテーマを変えた。フォントがあまり小さくなってしまっては読みにくいし、なかなか気に入るものがなくて手間取った。文字の一部にピンクが使われていて、昔だったら選ばなかったであろう配色だ。しかし…

前半生と後半生のバランスについて

一年間にわたって本欄では、シリコンバレーやウェブといった私の専門に関わる本だけでなく、教養書をビジネスに役立てる視点から読み解く試みも続けてきた。 「知を愛し、せっかく生まれてきたからには個の力で何かを成し遂げたいと志は持ちつつも、飯を食う…

カレワラ物語

カレワラ物語―フィンランドの国民叙事詩 作者: キルスティマキネン,Kirsti M¨akinen,荒牧和子 出版社/メーカー: 春風社 発売日: 2005/05/01 メディア: 単行本 購入: 2人 クリック: 4回 この商品を含むブログ (9件) を見る フィンランドつながりで読了。クッ…

息子と本。

息子と図書館へ。読了本をカウンターに積み、めぼしい棚を漁って、さくっと離脱。 アンデッド (Truth In Fantasy) 作者: 久保田悠羅,F.E.A.R. 出版社/メーカー: 新紀元社 発売日: 2007/04/01 メディア: 単行本 クリック: 2回 この商品を含むブログ (4件) を…

チーム・バチスタの栄光

東城大学医学部付属病院で連続発生した心臓手術中の患者の死。院長の特命を受けて、その原因を探る昼行灯系主人公・田口先生の語りにまんまと乗せられて、さらに、ぜったいいっしょに働きたくないタイプの厚生労働省の役人・白鳥の怒涛の行動力に引きずられ…

蝶ではなく。

自分のアイコン画像を変えようといくつかトライしてみたが、どれもうまくないのでもとに戻した。見慣れたシルエットなので蝶だと思われている方も多いだろうが、あの画像は蛾の標本である。マダガスカルの固有種、「世界一美しい蛾」ニシキオオツバメガ Chry…

医学のたまご

息子に買ってやって、彼はもう読み終えていたので、バチスタの勢いを駆って読了。『日経メディカル』に連載されていた作品で、子供も大人も楽しめるが、読後感はわりとハード。医師というと臨床の診療現場ばかりがクローズアップされるが、研究者としての側…

Stack Stock Books 利用開始。

自分用の積読記録として利用することにした。前にもおなじようなサービスを使っていたのだが、いつも重くて、いつのまにか使わなくなってしまった。 http://stack.nayutaya.jp/user/yukioino 「まだ読んでない本」というカテゴリがすばらしい。

沈黙のフライバイ

沈黙のフライバイ (ハヤカワ文庫JA) 作者: 野尻抱介 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2007/02/01 メディア: 文庫 購入: 12人 クリック: 96回 この商品を含むブログ (170件) を見る クラークは『楽園の泉』で、その途方もない大事業を精緻に描写して見せた…

ドゥームズデイ・ブック

ドゥームズデイ・ブック(下) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-5) 作者: コニー・ウィリス,松尾たいこ,大森望 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2003/03/15 メディア: 文庫 購入: 7人 クリック: 31回 この商品を含むブログ (78件) を見る 読了。上巻の半分からはノ…

卒業式

あいにくの曇り空で寒い朝。中学校のブレザーとスラックスを着ていった息子は、クラスメイトたち(彼らも制服なのだが)から「でか! 新社会人だ!」と評された模様。あと半年経ったら170センチも越えてしまうんだろう。おそろしい。 式はするすると進んで、あっ…

Arthur C. Clarke passed away.

He will be remembered as one of the greatest visionary writers. RIP.

ライラの冒険 黄金の羅針盤 The Golden Compass

原作は原書半分でストップしていたので、船で北方に行った以降はぜんぜん知らなかったが、それでOK。なぜならヒロインのライラの守護精霊(ダイモーン)であるパンタライモンが見たかったからだ。あいかわらず美しいニコール・キッドマンと凍りつくような碧…

ロシア現代ミステリ。

『盗まれた夢』、無事に読了。ミステリというよりは警察小説、謎解きよりはスパイ小説に近い味わい。面白かった。司法機構内部の詳細な描写は、著者本人がそういう仕事に就いているから可能になるのだろう。 沼野充義氏のあとがきによると、ソ連時代は、犯罪…

美女の中の人。

友人が先日転職した。そのことを考えながら、youtubeで『ロードス島戦記』のOP「Adesso e fortuna~炎と永遠~」を観た。*1 いやもう、ほんとになつかしくて、いまさらIo sono prigionieraの意味を調べたりした。*2 このまえ第弐齋藤さんで、あれに出てく…

盗まれた夢

借りてきた本がちっとも片付かない。間に合うのか。 盗まれた夢―モスクワ市警殺人課分析官アナスタシヤ〈1〉 (モスクワ市警殺人課分析官アナスタシヤ (1)) 作者: アレクサンドラマリーニナ,吉岡ゆき 出版社/メーカー: 作品社 発売日: 1999/10 メディア: 単行…