ニッポン文学とか。

文学界 2008年 04月号 [雑誌]

子供たちが朝からゲームで遊んでいるあいだに図書館にひとっ走りして、頼んでおいた『ボートの三人男』と『わが愛しき娘たちよ』を受け取ってきた。これで『犬は勘定に…』の予習はばっちり、の予定。お勧めありがとうございました。

ふだんはあまり見ない雑誌の棚も見て回っているとき、目についた『文學界』四月号をぱらぱらしてみた。作家11人の大座談会「ニッポンの小説はどこへ行くのか」が出色。筒井康隆氏がハルヒをほめていたり、中原昌也氏がひたすらくたびれていたり、いやもうすごく面白い。諏訪氏の覚悟ともいうべき言葉には感じ入った。文学に限らず雑誌はほとんど買わないけれど、こういう印刷媒体もたまには読んだほうがよさそうだ。次にいったときにきちんと読んでこよう。バックナンバーを漁れば佐藤優氏の連載『私のマルクス』もさかのぼって読めるし。図書館っていいなあ。