2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ヘタリア3、とりぱん8~9

枢軸という語につきまとうアレなイメージを根底から覆したんじゃないかと思われる漫画。(自分はこの語から、同盟成立を祝ってのことか、当時の銀座の目抜きにハーケンクロイツ旗が掲げられている画像を思い浮かべてしまう) あいかわらずかわいいんだが、い…

片手の友、蘇生す。

携帯の具合が悪くなってきた。先週から、フル充電してあっても三回くらいメールをやりとりすると、青息吐息になってしまう。裏を返してよく見ると、劣化して膨張したバッテリがカバーをぱんぱんに押し上げている。これでは充電中に爆発しかねない。仕事を早…

ナイトホークス

ハードボイルド満喫。次いこう。

朝霧の巫女4~6

ふつうの巫女さん漫画だと思っていた私が悪うございました。絵柄はかわいいといってもよいくらいなのに話がへヴィで暗くて、ずぶずぶと泥沼に引き込まれていくような快感が。いいぞもっとやれ。 主人公がこころならずも歩く幽冥のあわいの描写は、夜中に読む…

もさもさアトラク=ナクア。

深淵の蜘蛛神アトラク=ナクアを練り消しでひねりたいと思っていた。しかしふさふさ感は練り消しだとむずかしい。絵ならいくらでも大丈夫なので、うれしくなって増量して生え際の魔術師状態。節足動物混じりは嫌いなひとも多そうなので、いちおうたたむ。自…

さんさん録、バーテンダー16

こうの氏の作品は、ひなびた絵柄の奥深くに針が潜んでいて油断ならない。 今度、この巻を思い出しながら「余市」を飲みたいものだ。

The Fuller Memorandum

The Fuller Memorandum: Book 3 in The Laundry Files 作者: Charles Stross 出版社/メーカー: Orbit 発売日: 2010/07/01 メディア: ペーパーバック クリック: 2回 この商品を含むブログ (1件) を見る チャールズ・ストロスによる「007+クトゥルー」こと<ラ…

薔薇の名前。

一昨年、ひょんなことから家に来た薔薇苗が、初めての花を咲かせた。英国の薔薇園David Austin生まれのイングリッシュ・ローズ、『Teasing Georgia』というらしい。当時の勤め先だった某社通販部に返品されてきたこのお姫様の境遇を哀れんで、えいやっと引き…

朝霧の巫女1~3、3月のライオン4

副題にあるとおりの現代版『稲生物怪録』。舞台になっているのも稲生…ゆかりの広島県三次市。どこでどう間違ったのか、もっとおとなしい話かと思っていたのでわらわらと主人公に迫るアヤカシの迫力にびっくりした。 新刊が出るたびに、将棋のことがもっとわ…

言葉の海の助け船。

新作『エコー・パーク』の評判を聞いて、たったの一度も手を出したことがないマイクル・コナリーの本を読んでみたくなった。どうすべぇとつぶやいていたら、コナリー作品の翻訳をなさっている古沢氏ご本人からリプライで最初の一歩をご指南いただいた。あり…

日常が破れるとき。

昼すこし前。ほどよく空いてきた胃を意識しながら、PCを睨んで午前中さいごの追い込みをかけていたときだった。 バインダーが何かにぶつかって派手に散乱したような音がした。自分が座る机列のいちばん向こう側、明るい窓際のほうからだ。書類収納チームが分…

ダブル・ジョーカー、ホワイトクロウ、そのほか

こういうのを読んでキャーとか云ってるから『外事警察』がお好みでしょうとか看破されるんだと思う。そういえば『外事…』原案小説も積読になっているんだった。現実のインテリジェンスは、世界中で今この瞬間も活動している。しかし本邦のそれが機能している…

雨戸を開ける。

時間はとれないが、放置プレイが続きすぎると永遠にそのままになるので。 書く作業をやめるのは本当に簡単だ。