2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

古い生まれだけどニューフェイス。

ヘゴの鉢植えを入手した。熱帯性の木生シダの仲間で、分類はあくまで草だが、種によっては育つと高さ十メートル以上、幹の直径が五十センチにもなる。恐竜が生きていた頃には地球のいたるところに生えて、森を作っていた古い種類である。葉は緑の鳥の羽のよ…

文はひとなり。

昨年末に多忙で身体をこわし、表舞台から身をひいて静養していた友人がネットに戻ってきた。知り合った頃からいささかもかわらぬ、抑制が効いて穏やかなそのひとの文章を、目全体で大切に吸い込みながら安堵している自分に気づいた。無理せぬように、ゆっく…

BARBACOA

先月行ったのを思い出したのでメモしておく。ブラジルの焼肉料理シュラスコの店である。大串に刺された各種肉を捧げ持ったウェイターさんたちが順次テーブルに回って来るので頼んで切ってもらう一方、サラダや惣菜は真ん中のバイキング形式のテーブルで取り…

闇の妖精王

若い読者向けのロマンス小説なので、物語が論理ではなくヒロインや他の登場人物の感情の起伏から組み上げられていて、その蜜のようなうねりに身をまかせてしまえば心地良く酔うことができる。ハーレクイン的小説をたてつづけに読んでしまうひとの気持ちがち…

内燃機関、調整中。

伊達式の食事を実践している。朝はフルーツだけで済ませ、昼と夜に魚や肉を白米といっしょに積極的に取る、ぜんぜん腹の空かないダイエット法である。朝は弁当作りや子供の朝食作り、自分の出勤の支度でとても忙しいので、朝食に手間や時間がかからないのが…

ヨルムンガンド8

ココとドクター・マイアミが密談する姿に闇を垣間見る元少年兵ヨナ。というか、「女子供」というくくりがこれほど似合わない女子供もいないな。

タブロウ・ゲート4~6、タブロウ・ゲート0(上下)

小学生のとき、生まれてはじめて毎月買うようになった少女漫画雑誌が秋田書店の『プリンセス』だった(長じて国際謀略系の小説が好きになったのは明らかに、今も続く名物連載『エロイカより愛をこめて』の影響)。この歳になっていまだにその系列誌の漫画を読…

妖精の女王

妖精とはいっても、鼻血が出そうな露出度を誇る衣装をまとった今時のゲームキャラではなく、英国やアイルランドなどの伝説に残る古式ゆかしい「フェアリー」を想像してほしい。王や女王を頂く宮廷を中心に、姿形や性格も人に近いものから化け物めいたものま…

またこんな時間。

自宅仕事の納品が終わった。ほっとした。 『タブロウ・ゲート』の続きはあまぞぬに頼んで、積読の山からなんとなく手に取った創元のヤングアダルト作品『妖精の女王』を読み始めた。『タブロウ…』の端正な絵柄で登場人物や場面を想像しつつ読みすすめるのが…

タブロウ・ゲート1~3

タロットを題材にしているので買ってみた。呼び出す人間によって、大アルカナカード=「タブロウ」の姿や性格が違うのが面白い。実際に占うときも、カードから引き出すイメージや意味は占者それぞれの解釈に従って違ってくる。自分ならあんなに安定して優し…

ある日の昼ごはん。

ミニトマト、今はこんなに彩りの違う品種があるのか。

腹が長かった。

ものすごく腹が長くて重そうな印象だった。息も絶え絶えに飛んできて、ぼてっと落ちたところで撮った。長い翅を震わせているところなので、画像には写っていない。数日後、同じ虫が近くの道でアカアリのみなさんのご馳走になっているのを見たが、同じ個体だ…

TACOS DEL AMIGO

メキシコビールといえばテカテかドスエキスか。迷ったあげくテカテを選んで、そのあとはマルガリータで。チリの辛さも、グラスの縁に塩がきらきら光るマルガリータのさわやかな味も、なんとも夏向き。

門をくぐる。

幼稚園が嫌いだった。ずっと独りで本を読んでいたいのに、誰かと手をつないで踊ったり、先生の云う通りにしなくてはいけないなんて。行くのが嫌で嫌で、何か話している先生の肩越しに壁の時計を見ては、あとどれくらいで帰れるとか、そんなことばかり考えて…

オオホシオナガバチ。

朝、丘から降りていくときに目の前を横切ったので、とまるのを待って携帯で撮った。そのせいで遅刻したとかしなかったとか、そこらへんはまあおいといて。 この仲間は、長い尾に見える産卵管を樹に刺しこんでカミキリやキバチの幼虫に産卵する…と知識として…