2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

とある魔術の禁書目録5

学園都市という名の大規模な生体実験場で出会う二人のこどもたち。ひとりは投薬と訓練が生み出した生体兵器の最高傑作、もうひとりは二万体のクローンのうちの最終番号を背負う不完全体。いままでの話でもじわじわとにじみ出ていた学園都市の「日常」の歪み…

謹呈と捺されていた。

残業でくたびれ果てて帰宅すると、謹呈本が届いていた。「早く封を開けて本物見せてよ」と息子に催促された。いや、君は本物どころかはじめから、楊枝を片手に持ってにやにやしながら造っているところから知っているはずだが。 クトゥルーの達人・森瀬氏のつ…

とある魔術の禁書目録

親のほうがこっち方面に詳しいのはどうなんだろうか、というのはおいといて。

読まず嫌い。

息子の学校ではラノベが禁書扱いになっている件に関しては、ここでも以前ちょろっと書いた。 息子の話によると、ルール運用はまえよりなんとなく緩くなったものの、それでも禁止は禁止のようだ。たしかに、授業中に漫画や本に夢中になって先生の話そっちのけ…

オッド・トーマスの受難

墓参で遠出したので行き帰りで読了。積読崩さないと…。

ミミタコ。

ひさしぶりに時間が取れたので練り消しをひねってみた。 クトゥルーつながりで、ひとのような蛸のようなイメージ。インドネシアのあたりに十数種の生物に鮮やかに擬態してみせるmimic octopusという蛸がいるけれど、あんな感じ。だから頭の横についているの…

『SFマガジン』2010年5月号「クトゥルー新世紀」特集号の件。

来週25日発売予定の早川書房さんの『SFマガジン』2010年5月号「クトゥルー新世紀」特集の表紙に、ここに並べた練り消し製の邪神たちを載せていただくことになった。 クトゥルーを取り上げるのは約四十年ぶりという記念すべき特集号だそうで、神話ファンも…

Rasoi

乙嫁語り、狼の口

仕事疲れした頭休めに、遠い国の歴史や暮らしを主題にした漫画をたてつづけに読んだ。かたや19世紀の中央アジア・カスピ海近くに住む牧歌的な大家族を、かたや14世紀のアルプス地方の血と闇に彩られた中世政治を描いている。前者は癒し系のヒロインのおかげ…

テルマエ・ロマエ

ほうぼうで話題の風呂浪漫漫画。ハドリアヌス帝というとユルスナールの作品のおかげで憂愁漂うロマンスグレー美形ヲヤヂ的イメージがあるのだが、こちらの漫画の風呂好きの帝もなかなか。

虫と歌

淡色の世界と、つかのまの出会いと永遠の別れ。それぞれの話は短いが稲妻のように心を引き裂く。

意識の焦点を絞る。

起きているあいだはずっと仕事をしている気がしてきた。きのう仕上げた翻訳仕事を送信して寝たのは二時半過ぎだったから、睡眠はいつものように足りてないが、電車には間に合った。職場に行けばまた忙しいだろう。 自分の場合、翻訳する内容を理解して文章の…

朝の電車。

乗る車両に気をつければ、わりと高い確率で座れる。周囲の勤労族のように寝ることはあまりしない。本をひろげるか、せっかくのまとまった時間なので翻訳作業にあてる。あるいはこうして雑記を書く。 先週末、海外部署のサーバがどうにかなってしまったらしく…