2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

いま、違うところで。

息子に与えた本について書いてたら消えた。くやしい…。 ほんとうは、これも読ませたいのだが、あんまりいっぺんに与えると逆効果なので。 こうしてPCの前に座っているあいだにも、どこか遠くで獣たちが森の中や氷上、砂漠をしのび歩き、回遊魚たちは休みな…

面接帰り。

昼休みに携帯が鳴った。ウィンドウに未知の番号が表示されていたが、出てみたら求人応募先其の壱だった…ひぃぃ。何をそんなに急いでるのかと思ったら、来週から人事部長がいなくなるから今夜あたり面接に来ないかね、とか。ううむ。今日はものすごくラフな服…

江戸時代のヒクイドリ。

口内炎が治ったと思ったら、今度はものもらい@左目ときたもんだ。 無駄と思われる残業はしないようにしているので、さほど遅くまで職場に居ないのだが、疲れはべつのところから発生しているらしい。つーか生活全般から発生するストレスからはそんな程度では…

十二単の酒と南国系カクテル。

残業して帰ったら、酒宴がはじまっていた。いつものことだ。 えっらい派手なボトルの吟醸酒を勧められて、なんだろうと思ったら月桂冠。「超特選吟醸酒」なんてのがあるんだ。月を背にした豪奢な十二単の美女(百人一首とおなじく後姿)を印刷したビニル装丁…

ソロモンの鍵。

雨ばかり降る。 先日N賞を受賞したM女史のパパは、大学の先生だそうな。 友人は、彼の教え子だった。ふだんはいかにも教授らしい謹厳実直な先生なのに「娘の新刊が出ると、照れながらも持ってくるからかわいらしいんですよ」と云って、彼女はちょうど本屋…

この世を燃やしたって一番ダメな自分が残るぜ!

…また求人に応募してしまった。背水の陣にて手裏剣乱れ打ち状態。 今日の翻訳系会社が距離的にはいちばん近いけれど(まだこだわっている)ばりばり外資系で仕事は大変そうだ。つーかあそこは前に友人が居た会社で、彼女が離職したあとに買収されて名前が変…

夜逃げの準備。

お土産にいただいたここのお店のブランデーカシューがめちゃくちゃ美味しい。パッケージを開けたとたんに、薫り高いブランデーの香りが漏れ出て、うっとりしてしまった。子供の見ていないところでこっそり愉しませていただいている。ごちそうさまでした♪ ま…

舌先の地図が語るもの。

きのう言及した某賞受賞の先生に、お世話になったことがある。物静かで知的な眼をしたひとだ。ほんとうはとてもお茶目で微笑みは温かく、好きなことを話し始めると饒舌なんだけれど。とても嬉しいのでお祝いの葉書を書こうかな。 彼のようにもの書きの仕事や…

黒真珠の誘惑。

『最後の晩餐の作り方』を読み始めた。食べるものネタの本を読むのは大好きなので、料理雑学の怒涛に押し流されていくのが楽しい。ボーデインの『キッチン・コンフィデンシャル』、ジム・クレイスの『食糧棚』、村上龍の『料理小説集』などとともにアタマの…

『最後の晩餐の作り方』、『Jonathan Strange & Mr. Norrell』

tさんお勧めの『最後の晩餐の作り方』を買ってみた。 うぬぅ。帯にもなんか書いてあるし、裏の説明も読まないほうが良さそうだ。ネタバレすんなや新■社。憤りながらもぱらぱらめくって見たらいかにもtさん好みだった。ごっつぁんです。感想はまた今度。 そ…

血の匂いを嗅いだことは?

きのう、ヨコミゾ系の映画はホラーっぽいと書いた。 今日見かけたのがここ。 興味がある日本ホラー映画ランキング 5位までに二作品がランクインしている。『八つ墓村』では昭和13年に実際に起きた「津山三十人殺し」を題材にしているから、推理をそぎ落と…

夏といえばヨコミゾだったころ。

職場の昼休みに、小松左京『日本沈没』と筒井康隆『日本以外全部沈没』の映画化を伝えるサイトを見た。最初の映画化は三十年前か…。ぶくぶく。<本人が沈没 おなじく筒井氏の『時を駆ける少女』も貞本氏@エヴァのデザインで映画になったようだ。年を重ねる…

火をつける子供たち。

ここのところ毎晩ログインしている。日記は癖になる。何も生産的なことは書いていないし、読んでくれるひとがどれくらいいるのかもわからないが、それでも書くとすっきりする。なるほど、ネットにブログや日記があふれているわけだ。 家族に対する不満を火付…

泣く理由。

テレビを消して、昼ごはんの支度をしながら、キャサリンと同じバツイチ子連れとして考えてみた。もし今日、前夫が亡くなったと聞いたら泣くか。 泣かない。泣く理由がぜんぜん思いつかない。当然喜びもしないけれど、悲しみもしない。「ふーん、そう…早かっ…

有栖川祭。

掃除もせずに図書館へダッシュ。直前に新刊を読み終えた関係で、いわゆるひとつのアリスガワ祭となってしまった。凝ったトリックとロジックを誇る新本格ミステリはふだんほとんど読まないのだけれど、有栖川作品だけは読み続けている。理由はあるが、まあ、…