いま、違うところで。

息子に与えた本について書いてたら消えた。くやしい…。


母なる大地 (新潮文庫)


センス・オブ・ワンダー


ほんとうは、これも読ませたいのだが、あんまりいっぺんに与えると逆効果なので。

アラスカ 光と風 (福音館日曜日文庫)

こうしてPCの前に座っているあいだにも、どこか遠くで獣たちが森の中や氷上、砂漠をしのび歩き、回遊魚たちは休みなく波の下を高速巡航している。蜘蛛は軒下で幾何学的な巣を紡ぎ、蛾たちは微かな化学物質に誘われて恋人のもとへと夜空をはばたいていく。木々はまどろみながらも水を吸い上げ、鳥はしるべのない空をおのれの翼ひとつで渡っていく。

人間の営為とは異なる、一瞬の、また永久ともよべる「時間」と「サイクル」が地球上にはいくつも存在しているということを、息子には理解してほしいと願っている。

Those who dwell among the beauties and mysteries of the Earth are never alone or weary of life.

                ―――Rachel Carson (1907-1964)