盗まれた夢

借りてきた本がちっとも片付かない。間に合うのか。

英米を舞台にした作品を読むときは、これまでの読書やドラマ、映画の視聴で蓄えた知識を無意識レベルで援用できる。スティーブン・キングのような作家もいるので、日常的に使われる商品についても知る機会は多く、あまり不自由はない。しかしロシアに関してはそれがむずかしい。資本主義ロシアの日常を描く小説や映画に接したことがほとんどないからだ。

ロシア人の愛称もむずかしい。オーリガがオーリャ、アレクサンドルがアリョーシャまたはサーシャ、ウラジーミルはワロージャ。対応を覚えるのが難しく、また親しさによって、愛称は千変万化に変化するというおまけつきだ。ファーストネーム父称もでてくるし、誰が誰やら一瞬わからなくなる。がんばろう…。