ドゥームズデイ・ブック

読了。上巻の半分からはノンストップ。このシンプルな筋立てで、厚い上下を一気に読ませるのだから大したものだ。ヒューゴー・ネビュラ・ローカス賞総なめらしい。昨今は新種ウイルスの世界的な感染爆発がいつ起きても不思議ではない状況なので、登場人物たちの苦境がひとごとと思えなくて怖い。

あとがきを読んでから知ったのだが、このまえ手がすべって買ってきた『TO SAY NOTHING OF THE DOG(犬は勘定に入れません)』の姉妹編というか前作にあたる話だった。ミスター・トイレットペーパーことフィンチも出てくるそうなので楽しみ。