ネットやケータイがなくてもあんまり困らないけど。

jkondoの日記―たこつぼ

http://d.hatena.ne.jp/jkondo/20080412/1207953693

はてなで日記を書いているリアル友人は…ここに誘ってくれたtさんくらいか。あとは偶然見つけたネット知人。彼女は十年前から自前のサイトでずっと日記を書いていたけれど、ここに移っていたとは知らなかった。

ネットのない生活を想像するのは容易だ。

だって、約十年前まで、そんなものさわったことなかったから。

ケータイがない生活だって簡単に考えられる。

だって(略)

今でもたぶん、ネットとケータイがなくなってもあまり困らない。不便になるし、せっかくここで知り合ったひとたちとリアルタイムでやりとりができなくて、ものすごくつまらなくはなるけれど、実は生活に実害はない。電脳時代以前のやりかたを復活させて、またすぐにそれに馴染んでしまうだろう。

待ち合わせは固定電話の連絡でがっちり決める。急ぎのメールは電話、ご機嫌うかがいは手紙、日記はノートに書けばいいし(昔のように創作に専心しそうな気もする)、虫探しも、黙して誰にも語らぬひそかな楽しみに逆戻りだ。いまでもリアルでは虫ネタを誰に話すわけでもないので、そこはあまり変わらないけれど。

社会人として初めて入った会社では、PCは一部の限られた部署にしかなかった。すこしして、MSの初期表計算ソフトのマルチプランとLotus1-2-3が部署に導入されて、同僚たちと講習会に参加した。財務部のひとたちの説明がよくわからなくて居眠りしていたのは秘密。

友人たちはみな、windows3.1が導入される直前くらいに結婚して専業生活に入っていった。逆に、離婚して仕事に戻った自分は、ファックス(なかったんですそれまでw)やPCがどんどん仕事に浸透して、今のPC一人一台以上の時代になるところまで見てきた。PCやソフトウェアというまったく新しいものと、致命的に相性が悪くなくて本当によかったと思う。

ケータイは、保育園との連絡のためにおっかなびっくり入手した。そういう頃にときどき子育て中の友人達に会うと、彼女たちは「携帯電話持ってるなんて働いてるひとって感じがするよねぇ」とものめずらしげに触っていた。

いまでは彼女たちもみんな持っている。うちの息子でさえ持っている。いつのまにか子供も大人もケータイ必携の時代になった(笑)

そういう旧世代人でも、それがなくなったら困ると強く思うようなサービスが、はてなから立ち上がったら面白いと思う。縁あってお世話になっているユーザーのひとりとして、社長氏の意気込み、試みを応援したい。