コップクラフト 3

コップクラフト 3 (ガガガ文庫)

コップクラフト 3 (ガガガ文庫)

休刊になった別の文庫から移ってきたシリーズの三作目にして完全新作。

雑記内を探してみたら、以前の文庫版の1巻2巻の感想が残してあった。

移植に当たってヒロインの年齢が変更されて、設定や内容も修正されているが、基本はそのまま。自分はあちらの篠房版最強ツンデレハイティーンバージョンのティラナが好きだったので、どこかピンポイントな方面にぴたりと狙いを定めているような村田版ロリータ美少女(中身は変わらないけど)バージョンの新シリーズには手をつけようかどうしようか迷っていたのだが、やはり自制心が緩んで買ってしまった。というかこっちのケー・イマトゥバ、かっこよすぎやしませんか。

ラノベというよりは、アメリカのミステリ/犯罪捜査ドラマや映画のノベライズの感覚で読めるので、ロリロリしたカバーに負けずに手に取られることをお勧めする。よく売れているようで、どこの本屋にもなくて、やっと見つけたところでも平積み最後の一冊だった。

異世界セマーニからやってきたヒロインの母国語は、東欧の、たしかアルバニア語をもとにしていると以前の文庫版で読んだ気がするが、どうだったろう。pがbの発音になってしまう描写など、人工言語の設定には蓬莱ファミリーならではのこだわりを感じる。