ウィンズロウの未訳本。

The Power of the Dog (Power of the Dog Series)

電車に乗る時間がすこし長くなったといっても、わずか十五分なので英語だとあんまりさくさく進まない。でもシアワセ。ちびちび読んでいる。メキシコの麻薬王とDEA(Drug Enforcement Administration http://www.dea.gov/)の捜査官@メキシコ×USハーフの話。「一度は友情を結んだ男同士が熱く闘う」とか、そっちの方面に流れていくんだと思う。あくまで推定。

ウィンズロウの作品は大好きだ。ニール・ケアリーシリーズ(創元推理文庫)など半分はペーパーバックで読んでいるけれど、東江一紀氏の翻訳もわるくない。いや、翻訳版が次々に出ていたらもちろんそっちを読むのだけれど、待てなかった。だって98年に出版されたニールシリーズの最終巻『While Drowning in the Desert』の翻訳版『砂漠で溺れるわけにはいかない』が出たのは今年の夏。八年は待てませんや。

英語を仕事に使っていて良かったと思うことはまったくないけれど、

i) ネットで目指すネタが英語のサイトに載っているのにぶつかったときと、

ii)好きな作家の未訳本を見つけたときは、

英語にアレルギーがなくてよかったと思う。イタリア語サイトとかロシア語サイトに行き当たると、だから読めなくてイライラする。ひまができたら勉強したい。

Doerrのあれも途中で投げっぱなし。あれはあれで、静謐に満ちた文章が水晶の奥を覗きこむようで好きだ。今年中には読了したい。

今日は、スガシカヲ氏の新アルバムを買いそうになった。というか、たぶん買う。お金ないけど。