猫の次は犬。

猫を投げた話が下火になったと思ったら、今度は犬を投げた話を聞いた。

札幌で、買い物のあいだに飼い主が店の前に繋いでいたフレンチ・ブルが連れ去られて、大捜索の末見つかったのはいいものの、結局は「証拠隠滅」のために拉致犯に六階の窓から放り投げられて即死したという、いろいろな意味で倒れそうな事件である。・゚・(ノД`)・゚・

詳細は以下に。

puri☆pochi life!!

http://blog.goo.ne.jp/pochi0320

茶々ママDiary

http://chacha1.exblog.jp/

トラックバックなどを見ると「事件を起こしたのが子供二人をもつ母親だったのがいちばんショック」と書いているひとが多い。うむ。びっくりだ。子供の目の前で犬を投げたのだとしたら、本当にもう救いようがない。他人の家族にもひとしい犬を盗み、その事実を糊塗するためにさまざまな小細工を弄し、あげくのはてに、いとも簡単に生きた犬を六階の高みから投げ捨てる人間は、自分の利益を守るためなら、他人を傷つけることも人間として最低の規範を犯すことにも、何のためらいも感じないだろう。人の姿はしていても、中身は何かべつのものになっていると思えてならない。そういう親に育てられた子供がどうなるか。考えたくもない。貴志祐介原作で映画にもなった『黒い家』のコピー、「この人間には心がない」をどうしても想起してしまう。ふだんはまっとうそうなのに道徳心や良心だけが外科手術でも受けたかのように消失している人間。本当にいるんだな…orz

子供も犬も猫も、目を離したら最後、たちまちサイアクの結末を迎える時代になってしまった。わんこの冥福を祈るばかりだ。


上記を読んで、去年の夏のメールを思い出した。ある裁判のための緊急署名を求めるメールだった。

うちの猫は、いわゆる猫ボランティアのひとのところからやってきた。

彼らは、行く当ての無い猫や仔猫を保護し、猫がほしいというひとに「予防接種を受けさせる」「野良猫から病気をもらわないように生涯家の外には出さない」など、いろいろな契約を交わしたうえでやっと猫を渡す、筋金入りの猫好きピープルである。

うちが頼んだボランティアさんは、仔猫を連れてわが家まできた。猫が本当に飼える環境か、家族のコンセンサスは取れているのかなど、そこの家に入って家族全員に面会してきっちり確認するためだそうな。そこまで徹底するのかと、内心かなりびっくりしたものだ(笑)

だが、署名を求められたときに知ったここのサイトを見て、彼らの用心ぶりにも納得がいった。

ttp://satoya-boshu.net/mk/#top

リンク禁止らしいので、最初のhを抜いてある。あしからず。

この被告、あちこちから猫をもらいまくってそのあとほんとにどうしたんだろう。こちらの裁判は奇しくも明日、最終判決が出るらしい。

ううーん。厭な話だ…。