カマキリくん。

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体長5センチほどはあったが、翅はまだ発達していない薄茶色のカマキリだった。何も遮蔽がない場所を歩いていくところを撮ろうとして接近したら、ゆっくりとした歩調はそのままで身体を前後にゆすりはじめた。わたしは草で、夕方の風に揺れているんですよ、という偽装なのだが、あまりに見え見えなので噴いた。

秋になってから出会うでかいやつ(たいてい雌)はもっとぎらぎらと貪欲そうな目つきをしているが(出会うとすぐに鎌を胸元に構えて翅を開いて威嚇のポーズを取ったりする)、この個体は妙に超然として見えた。