理系と文系のあいだを飛ぶコウモリ。

理系女子関連の話が盛り上がっているのを見て、そういえば理系/文系の分け方のポイントってどこだろう、と思い始めた。

どうも人によって文理の分け方の基準というか条件はけっこう違うようだし、そもそも分類自体が意味ないじゃん、という意見もそうだよねぇ社会に出たら関係ないよね、と納得するし。


深く考えないで捨てるように書く---[捨て言]ごく私的に理系・文系について考える

http://d.hatena.ne.jp/azumy/20071113/1194920869

はてダ大通りのほうで取り上げられている理系女子ネタだが、純文系としては何も口がはさめなかった(笑)

あらためて考えてみると、上記でazumyさんが書いてらっしゃるとおり、高校のときに受験科目を絞るところで決まったような気がする。

以下自分語りというやつなのでそういうの嫌いな人はスルーで。

幼稚園に上がる前から図鑑に埋没して育ち、小学生のあいだは暗くなるまで虫を追って、中高では自然科学部の天文班に籍を置いた。休みになると星がきれいなところに皆で観測に行って蚊や寒さに耐えながら夜通し連星や星雲の写真を撮っていた。読むのはSF、観るのもSF映画(笑)

しかし数学が死ぬほど嫌いだった関係で、大学受験を考えたときに選択できるコースは私立文系しかなかった。いまとなってはなんであんなにキライだったのかよくわからないが、もし数学がふつうにできていたら(いや、点は取れていたんだがとにかくキライだった。なんで克服しようとしなかったのか…)何の疑問もなく興味の行先を追いかけて理数系を選んでいたと思う。

けっきょく進んだ学部は生来の趣味とはまったく異なる分野で、専攻はさらにそこからスライドして、理系からするとたぶん「それが学問になるの?」と云われてしまうような文系の王道ともいうべき学問だった。が、勉強はそれなりに楽しく、知らない方面に興味を持つようになったのは『マルチチュード』のエントリでちらっと書いたとおりだ。

好みは理系よりでも、理数系のひとたちが大学の勉強を通じて身につける手順や論文を書く際に必要な感覚は身につけていない。といって、文系メソッドに通じているかというと、そんなに真面目に勉強してなかったから胸を張ることもできない。半可通である。

ううーん…だめだめが露呈した感じだが、まあ、練り消しゴムひねるのには文系も理系もないっていうか。息子が算数だけ致命的に弱いのは、たぶん自分の遺伝なのでそこだけは心苦しいな(笑