悪漢の夕餉。

夕方。ちびたち用にせっかく残しておいたビオラを「片づけてきた」と家族がいうので飛び上がった。たしかに観賞用の鉢としてはみすぼらしくはなっていたから、片づけたくなるのもわかるが…。急いで外に出て、引き抜かれて積み重ねられた残骸の間に小さい黒ちびたちを探した。二頭いたのに片方しか見つからなかった。うー。

先日保護した終齢組2頭は今朝、ケージのなかで蛹になった。今日の昼に保護してきたもう一頭の大きな黒ちびも、明日くらいには蛹になるだろう。

ひとつだけ残っているビオラの寄せ植えにはもうぜったいに触らないでくれと家族に云って、救助したちびを避難させた。

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黄昏の光のなかで作業を済ませて家の中に入ろうとしたとき、大きな黒いシルエットを葉の上に見かけた。ムシヒキアブだった。急いでカメラをとってきて、フラッシュをたいた。夕餉はハエ。口吻がぶっすりと刺さっている。