俳画を刷る。

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隣家の夫人と親に頼まれて、そろって俳画教室に通っている彼女たちが描いた水彩画(上の茄子やナデシコなど)を夏の挨拶用葉書に刷った。

PCとプリンタにはさまれてすわる自分の作業を見守る彼女たちは、描いたまま見たままで印刷されると思っているので、出来上がりが濃かったり薄かったりするのにとても敏感だ。実際には、見たままの発色を自在に実現するのはとても難しい。もとの色が一発で出せるなら、広告発注時の色校工程は存在しない。OKが出るまで明度を上げたり下げたり、原版のかすれや汚れをPhotoshopで消したりして、簡易印刷工として数時間働いた。

隣家は先生をしている関係で、とても頂き物が多い。子供たちももう巣立っているので、食べきれないナマモノや酒などが、よくこちらまでおすそ分けとしてやってくる。今日やってきた宅配便の青年からは「今年も始まりましたね(笑)」と云われたとの由。頂き物が多いということは、お返しとお礼状もものすごく大変ということだ。がんばれ夫人。