おくりびと
長い文を書かないでいるとあっというまに書き方を忘れてしまう。
先週は、映画『おくりびと』を観にいった。
以前読んで深く感動した青木氏の『納棺夫日記』が原作なのかと思っていたが、クレジットに名前が出てこなかったのでネットで探してみたり。*1
棺を前にして鮮やかな手さばきで清められ、衣を整えられた遺体は、まるで蝶のさなぎのよう。丁寧なつくりで、誰もがいずれはたどる暗い死の路を柔らかく、だがきっぱりと照らしてくれる映画だった。
- 作者: 青木新門
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1996/07/01
- メディア: 文庫
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*1:主演の本木氏が青木氏の本に感動して、コンタクトを重ねて出来上がったらしい。