おくりびと

長い文を書かないでいるとあっというまに書き方を忘れてしまう。

先週は、映画『おくりびと』を観にいった。

以前読んで深く感動した青木氏の『納棺夫日記』が原作なのかと思っていたが、クレジットに名前が出てこなかったのでネットで探してみたり。*1

棺を前にして鮮やかな手さばきで清められ、衣を整えられた遺体は、まるで蝶のさなぎのよう。丁寧なつくりで、誰もがいずれはたどる暗い死の路を柔らかく、だがきっぱりと照らしてくれる映画だった。

納棺夫日記 (文春文庫)

納棺夫日記 (文春文庫)

*1:主演の本木氏が青木氏の本に感動して、コンタクトを重ねて出来上がったらしい。