天使と悪魔 Angels & Demons

ダン・ブラウン『ダ・ヴィンチ・コード』で活躍した宗教象徴学者ラングドン教授の記念すべきデビュー作…だったはずなのだが、映画の中では、時系列的に『ダ・ヴィンチ…』の一件のほうが先に起きたことになっている。

原作を読んだときから、筋立てがビジュアル的に派手なので映像化されたらいいなあと思っていた。ヴァチカン内幕的にも、物理学業界的にも、いろいろと「ｴェｪ（´д｀）ｪェｴ　ｿﾘｬﾅｲﾖ!」な設定をわかりやすく整理してスピーディにまとめている。『ダ・ヴィンチ…』よりはよほど面白いと思う。

ブラウンの新作『The Lost Symbol』は今年9/15発売予定。タイトルからして、また「ハリスツイードを着たハリソン・フォード(Harrison Ford in Harris tweed／原作の表現)」こと教授が活躍するんだろう。楽しみに待つことにする。*1初版は500万部を予定とか。最近話題の村上春樹の新作のネットでの予約が一万冊超と聞いてびっくりしていたのだが、やはり、世界の共通語で書かれた本の強さには圧倒される。*2

*1：ラングドンのオフィシャルウェブサイトによるとancient goddess cult 古代の女神信仰にまつわる謎を解くことになるらしい。あるいはフリーメーソン絡みとも。

*2：限られた読者しかいない日本語の本に関する数字としては驚異的だけれど。