Who lauhghs last, laughs longest.

本邦が置かれた状況を「外事」的な視点から考えてみたりしている。例えば東に足場として押さえた小国の不穏と変節を座視できるほど彼の大国が寛容かどうか。かれらが得意とする手段は外圧云々と語られるような示威的活動ばかりではない。表舞台である外交においては発されるひとつひとつの言葉、タイミング、パフォーマンスが武器であり鎧であるが、その陰では外套と短剣の攻防が形を変えて続いている。

島国であっても海で隔てられているのは国土だけ、熱く巡る経済と情報の血流は世界をひとつの生きた身体と成している。影の王の進退を見守っているのは国民の視線ばかりではないだろう。