猫本尽くし。

相方から届いた暑気払い、三連発。

猫絵十兵衛御伽草紙 1巻 (1) (ねこぱんちコミックス)

猫絵十兵衛御伽草紙 1巻 (1) (ねこぱんちコミックス)

江戸の頃は、猫の絵を飾るとねずみを追いやることができると信じられていたらしい。老いた猫又を道連れに、猫絵を描いて歩く若い画家の話。

大江戸猫三昧―時代小説傑作選 (徳間文庫)

大江戸猫三昧―時代小説傑作選 (徳間文庫)

猫が登場する時代小説のアンソロジー岡本綺堂池波正太郎光瀬龍森村誠一などの作品が並んでいる。どれも面白いが、なかでも池波氏の文章にぐっと引き込まれてしまうのは、文体のリズムに小学生の時分から馴染んでいるからだろう。とはいえ、この年にならないと理解できない大人のやりとり、感情の機微を味わうために、そろそろ再読したほうがよさそうだ。

江戸猫 浮世絵 猫づくし

江戸猫 浮世絵 猫づくし

猫の浮世絵ばかりを集めた画集。歌川国芳やら弟子の河鍋暁斎やら、いきいきと見事な猫絵ばかり。相方から「てぬぐいかぶってパラパラを踊りそう」といわれたうちの狸の仲間がたくさんいておかしい。

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