木彫りの誘惑。

大昔所属していた文芸サークルで行き来のあった id:takeuchimakoto氏と、ひょんなことからやりとりする機会があった。

彼は作家として執筆生活を送るかたわら、木彫りもはじめたとのこと。日本の伝統芸術である根付を題材にした最新刊の表紙にも、実は彼が彫った作品が載っているそうだ。

イン・ザ・ルーツ

イン・ザ・ルーツ

自宅仕事を片付けたら、ゆっくり読もうと思っている。

子供の頃から大好きな根付とは、先週また別の出会いを果たしたのだが、それはまた違う機会に。

さて、うちの木彫りふくろうをもっとよく見たいという氏の要望に応えるために以下に画像を並べておく。なんだかボケててすみません。

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これは南ドイツのガルミッシュ・パルテンキルヒェンの雑貨屋さんから連れてきたもの。等身大から掌サイズまで、いろいろな木彫りのみやげ物が並んでいたと思う。一緒に行った友達は微笑むカタツムリをかたどったすべすべして小さな彩色木彫りを買っていた。自分は刃のあとが見えるのがよかったので、これを選んだのだった。小学生の頃、スキーで行っていた山形の笹野一刀彫の鷹が好きだったのが関係しているのかもしれない。

中学生のとき父が見せてくれた根付の本がなければ、練り消しでああいうものを作ることもなかったろう。あれは、父がイキモノが好きな娘のために取引先のひとから借りてきてくれた英語の写真集だった。今なら写真だけでなく説明も楽しく読めただろう。残念だ。


以下はおまけ。

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Harmony Kingdom社の小物入れ。大理石の粉にレジンを混ぜたものをかたどりして作るらしい。なぜこのデザインを選んだかは、まあ、いわずもがな(笑

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ちょっと割れているのは、悪い猫に棚から叩き落とされたせい。