ネットを縁に知り合ったひとを彼岸に見送ったのは三度目だ。親しく会ったひともいるし、そうでないひともいる。彼らとは実体を通じて知り合ったわけではないから、目には見えないけれど、どこかのPC前に居るのが普通であって、だからネットを覗けば、ぽつぽつとサイトやブログが更新されたりしているのではないかと期待してしまう。かれらが実体として物理現実に存在しなくなったことを思い出すたびに、喪失感に気持ちが萎える。

みな若かった。言葉もない。