CSI:科学捜査班―コールド・バーン

昼間は駅まわりで銀行や郵便局をうろうろ。同行の息子にせがまれて、荒川弘氏の『鋼の錬金術師』(スクエアエニックス)最新巻を買った。で、自分用には『CSI:科学捜査班 コールド・バーン』(角川文庫)を。ああ、アタマから離れてくれない…。

CSI:科学捜査班―コールド・バーン (角川文庫)

CSI:科学捜査班―コールド・バーン

作者: マックス・アラン・コリンズ Max Allan Collins

訳:鎌田三平

出版社: 角川文庫

発売日: 2006/02


この本はノベライズ@翻訳の三冊目で、テレビシリーズのエピソード再現ではなく、きっちり独立した科学捜査ミステリになっている。主任グリッソム@虫オタクのふるまいは、同病の人間から見るとほほえましい。

最初のノックで返事がなかったので、もう一度ノックしてみた。それでも反応がない。三度目にもっとしつこくノックすると、ドアが開いてグリッソムが現れた。聖書を持った牧師のように、手に昆虫学のテキストを持っている。悪魔祓いの邪魔をしてしまったかと思うほどだ。  ―――P.44より引用

cold burn(冷凍焼け)で思い出したのは、ファスナーつきプラスチック・バッグ(ジップロックみたいなタイプの保存用ビニル袋)の明細書。冷凍食品の変質を防ぐ云々というくだりで出てきた言葉だった。冷凍された血液の赤血球は破裂して鑑定の役には立たない、というのは初めて知った。

これから読む『CSI:科学捜査班 ダブル・ディーラー』は去年の春に出たもの。ブックオフでポイントを使って、わずか5円で入手してきた。

ああ、面接の準備もしなくてはいけないのに、なにやってんだか。