ブレイブ・ストーリー(上巻)

高校野球勝戦はとんでもない延長戦だった。投球の、打球の、数ミリの差が天国と地獄を分ける熱闘。その舞台に決然と立つ少年たちのあの精神力の強さはどこからくるのだろう。

かれらの長い夏が終わるのは明日。見届けたいと思う。

息子に買ってやった本を、さきに読んでみた。

ブレイブ・ストーリー (上) (角川文庫)

塾の宿題を忙しく片付けている彼の横で、1.5時間ほどで読了。上巻しか買わなかったのを悔いた。アニメ映画にもなっているし、てっきり純粋な子供向けだと思っていたら、半ばを超えたあたりからこれでもかというほどの現実的不幸がコンボで炸裂。さらっと出てきた設定の陰惨さに倒れそうになった。うーん、さすが。手抜きしてないなあ。現実が不幸であればあるほどそれを変えるための冒険を求める強い動機になるから、そのあたりを考えれば納得もいくけれど。

地の文では、朗読会でなじんだ宮部女史の優しく円みを帯びた声が聞こえてきそうで救われる。続きが気になるので、はやいとこ中巻と下巻を調達してこよう。

ひさしぶりにCSIを観ることができたので嬉しい。9月からはmiamiの第二シーズンも放映される。

ココナッツプリンと黒胡麻のプリンをつくってみた。黒胡麻のほうには、黒ねり胡麻+牛乳+砂糖を煮詰めたソースを、ココナッツのほうには生クリーム+チョコリキュールのソースをかけた。わりと好評で嬉しい。

明日は、鶏のから揚げに胡麻酢をかけてみよう。…胡麻ばっかり。