ひよこぴよぴよ。

IT系翻訳はやったことがなかったので、ただいまお勉強中。トライアルを見て「すいませんごめんなさいあまくみていたわたしがわるぅございました~(脱兎)」と逃げを打ったのは伊達じゃない。ネット検索がなかったら、マジでぜんぜんわかりませんよ先生。医者のカルテとゲームと特許ならもうすこし初見でもなんとかなるのに。

でも、その得意分野のばらけぐあいも、翻訳者としては変なのだ。ふつうはジャンルをひとつ決めたらそこでゆっくりと熟成していくものなのに(ウイスキーか?)、諸般の事情でばらっばら。あげくのはてに、英語使わなくっても職場近けりゃいいやーと最短出勤時間二十分のところで就職したくせに数ヶ月で飽きてるし……。嗚呼、恥多き人生。ま、いっか。要は食い扶持が、あんまり厭でない仕事で稼げればいいわけだから。好きを仕事にするといろいろ大変だし、キライな仕事は前回みたいに長くは続けられないから、そんなに厭でない仕事…がいちばんな気がする。消極的すぎるだろうか。

本邦でよく使われている翻訳ソフトはTという。海外ではまた違うソフトが主流らしいが、すくなくとも最近の業界ではTが使えるか使えないかで仕事にありつけるかどうか決まってくるくらい、ポピュラーなソフトになっているようだ。

自分も、今回の仕事場で初めてこのTにさわる機会を得た。つーか、ここでは使えないとあきらかにまずい。

システムをさらっと説明すると、英文と自分の翻訳を一対にしてどんどん翻訳メモリとして蓄積していって(TM、translation Memoryと呼ぶ)同じような文章が出てきたらしかるべき操作をすると、前にやった文章がさらっと出てくるので、前とは違う部分をちまちま訂正してまた蓄積、という具合。たとえば、英文翻訳を一回仕上げたデータが入っているTMを呼び出して、同じ内容の英文(未訳)を処理させると、前にやった日本語訳がみるみる読み出されて、自動的にはじめから最後まで翻訳が終わる。今日一つ仕上げたので、ためしにやってみたらとても面白かった(笑)

IT系のマニュアルは似通った文章が多いので、こういうソフトはとても役に立つ。しかし、自分は純粋な翻訳担当として入ったわけではないので、これを覚えたら仕事はもう完璧♪とはならない罠。やっと、スタート地点に立っただけですよ…トホホ

『Power...』はまだ百ページにもならない。友人から、ストーリィが『トラフィック』に似てない? どうだろうか? というツッコミメールが来た。うーむ、まだわかんないけれど新たな殺人がまたあっさり出てきたし、かなりのノワールかも。友人は、ベニチオ・デル・トロのファンだそうだ。彼の出世作トラフィック』は観てないけど、暗黒アメコミ映画『シン・シティ』で彼を見た。悪徳刑事役で、存在感はばっちりだった…ここに書けないような、すごい扱いを受けてたけど。

同じアメコミネタでもぐっとライトなX-menシリーズの三作目、もう公開が始まってるのか。ウルヴァリンことヒュー・ジャックマンが観たい。あのアダマンチウムの爪がステキ…。<そこかよ