BLEACH(24)
- 作者: 久保帯人
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/10/04
- メディア: ペーパーバック
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あれ、なんであまぞぬは表紙の画像が出てないのかな。とっくに売りに出てるのに。
英語版やドイツ語版もあるそうで、「卍解(ばんかい)」など漢字イメージで多重に構築された世界観がどう翻訳されているのか気になる。英語版だとみんなファーストネームで呼び合ってるらしい。フレンドリーな瀞霊廷。ぷ。
原作の久保帯人先生のお名前はちゃんと「Tite」となっている。いいなあ、こういう校正なら喜んでやるよ。先日は仕事でフィンランド語や北欧3言語、ポーランド語までチェックする羽目になったが、あれがぜんぶtite 先生のお得意のポエムだったら、楽しいだろう。
新聞に連載されていた日本アニメの現状についての記事「アニメ、見てますか」を読んでいた。担当者は石田汗太氏(読売新聞文化部サブカルのエース。あの『デスノート』ネタバレ記事で有名なんではなかろうか(笑)と福田淳氏。業界を知り尽くしたお二人である。
アニメ制作業界は、この数十年ほとんど変わらない長時間労働と低賃金の悪循環で、後進を育てるのは難しい状況のようだ。
昨年の調査では「一日の平均作業時間は10.2時間で、月間労働は推計約250時間。平均年収は三人に二人が300万円未満で、うち100万未満が26.8%。動画担当に限れば73.7%」…だそうで。ワーキング・プアそのものじゃないかい。
国策とか騒ぐ前にもうすこし、そこらへんをどうにかできないもんだろうか。「こんなにやっても報われない」感が続くと、いかに好きな仕事でもにっちもさっちもいかなくなってしまうものだ。突出した才能のあるひとたちだけでなくて、ふつうに仕事として成り立つようにならないもんだろうか。
「ビジネスもいいが、大事なのはハート。プロデューサーなど上の立場の人間が、もっと現場の事を考えないと。現場を見ずに”世界に誇れる日本のアニメ”なんて、ちゃんちゃらおかしい」。大地さんの言葉は重い。
-------読売新聞2006年10月6日朝刊より
大地丙太郎さんは「おじゃる丸」など作っている監督さん。「アニメを作らせたら日本一イケてる(ついに)50歳。」だそうな。
子供をほったらかしてこれを打っていたら、とうとう文句が出た。日記書くのって時間かかる…。