落語と陰陽師。

元同僚に誘われて、落語の会@横浜に行った。

http://www.mars.dti.ne.jp/~sea-gull/douraku/hanakozak.htm

柳家喬太郎「鬼背参り」に感銘を受けた。これは新作落語で原作はなんと夢枕獏氏。いかにもそんな話だったのだが、すごく引き込まれた。それなのに前売りで1500円。なんかすいません。

早い夕飯を食べて、出来心で豪華なパフェを食べて、帰った。


NHKで生体+機械インターフェイスの特集番組を見た。自分の神経信号を送信すれば世界の裏側で手足のように自在に機械を操ることもできるようになるとか、海馬の構造をチップ化して、そこに蓄えた記憶をPC画面で観られるとか、SFの世界を地で行く話ばかりだった。旗振り役は案の定というかDARPAで、先端技術はいつでもアメリカの軍事技術から、という構図は変わらないらしい。マキャフリィの『歌う船』シリーズがあと数十年のうちに現実化しそうな勢いだ。「身体」は宇宙船じゃなくて…大きな駆逐艦とか母艦とか。少女の脳にバトルシップの身体って、萌え系ですか。いっしょに見ていた子供が「あーあ、たくさん新しい法律を作らないといけないねえ」と一言。

家族が一人ずつがマイ電話/端末を持ち、臓器を金に替え、祖母が孫を生む世界で、江戸時代の風俗を活写する落語を聴くのは不思議な体験だ。喬太郎師匠、熱い鍋焼きうどんを本当においしそうに「食べて」いた。明日の夕飯はうどんだな。