最期の声

最期の声 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ピーター・ラヴゼイの「ダイヤモンド警視」シリーズ。前にどれか読んだのだけれど忘れたな、ええと、そう、『バースへの帰還』だ。ピーター(作者と同じ名前の頑固な刑事が主人公)と奥方の仲の良さは覚えていた。イタリアの透明なリキュール、サンブーカについて愉快な会話を交わしていたと思う(違ったかな)。それなのに、この『最期の声』では―――。淋しいのう。

舞台になっているバースのパンプ・ルームで食べたスティルトンの味は忘れられない。もし次にイギリスを訪れる機会があったら、最南端のペンザンスに行きたいな。