誰か彫らないかな。

余裕がない生活だが、Bunkamuraの『ティアラ』展は観にいきたいと思っている。

もうひとつ、行けるはずがないけれどぜひ見てみたかったのがコレ。


Museum of Art & Design

Contemporary Netsuke: Masterful Miniatures January 25 - June 17, 2007

さすがにニューヨークでは無理。

いずれも手のひらにおさまるサイズながら、江戸のクラフトマンシップてんこもりのnetsuke、つまり根付を英語で説明するとこうなるようだ。

Beginning in the seventeenth century, when kimonos were the favored garment of a broad spectrum of Japanese society, netsuke served as anchors to accessories such as medicine boxes, small purses, and tobacco pouches suspended on cords that hung from the obi (sash).

History of Netsuke

印籠=medicine box。そりゃそうなんだけど。「このメディシン・ボックスが目に入らんか」では、まるでご老公がネイティヴアメリカンのシャーマンみたいだ。いや、似たようなもんか。

上掲の紹介ページのトップに、フナムシにへばりつかれて困っている愛らしい蛸根付の画像がある。これがルルイエで昼寝中のひと(ひと?)だったらな。誰かそんな根付をつくらないだろうか。ストラップとかフィギュアじゃなくてあくまで根付。黒檀ならバイアクヘー、マンモスの象牙で彫るならウェイトリー兄弟を組み合わせて。

しょーもないことを考えているうちにすこし元気になってきた。妄想って生活の潤滑油だな…。