Errare humanum est.

トラブルつづきで泣きたい気分。しかし泣くのさえも面倒。感情とexpressionをきちんと連動させるためには若さ、あるいは努力が必要らしい。しかしそんなひまがあったら目の前の仕事を片付けないと終わらない。ミスを犯すのが人間の習いだけれど、二度やるわけにはいかない。追い詰められた気分だったときに、たまたまこちらを読んで、すこし落ち着いた。ありがたいことだ。

http://d.hatena.ne.jp/elmikamino/20070118

帰ってきて、夕食後にめずらしく一時間ほど爆睡してしまった。精神的なひずみを解消するために必要なブラックアウトだった。

喜怒哀楽を味わうことをめんどくさがっていてはいけないのはわかっている。使わない器官が退化していくように、感情も鈍磨していくからだ。内なる腐敗に危機感を感じると同時に、もうしかたがないと諦めている部分がある。そして早く人生からリタイアしたいと願う気持ちも強まってきている。毎朝、過去から未来までを丁寧に全否定されるのには慣れているはずなのに、そしてその話には取り合わないことにしているのに、それでも気持ちが沈むのは止められない。精神的なストレッチが必要かも。

起きてTVをつけたら『CSI:Miami』をやっていた。観たことがないエピソードだったので、むりやり英語音声で視聴。ヒアリング力は落ちている。が、話が追えないほどではなかったのでちょっとだけ安心。春からは『CSI:NY』も始まるし。なんとか観られますように。

『天帝のはしたなき…』を読み進めている。といってもすこししか進まなかったけれど。

「90年代の日本帝国with軍隊」という設定なのに、出てくる漫画や作品がことごとく現実のそれと同じなので笑える。銀英伝って、おーいw これ、サブカル系オタクの属性を持つひとじゃないと、事件出来まで読み通すのがかなりきついのでは? 散りばめられた知識の断片がことごとく出典を読み解けと要求してくるトリビアの敷石の上を歩かされるのは楽しいが、あまりにテンションの高い出血大サービスに「最初から最後までこれなのか」と不安になってくる。野阿梓氏の『バベルの香り』っぽい雰囲気も少々? 美少女のタイプもいろいろ、流行の乙女タイプ男子も登場する。活字で読むゲームに近い。よくもわるくも異端を輩出するメフィスト賞受賞作という印象。ほかの読了者には清涼院氏作品との類似を挙げているひとが多いが、自分は彼の作品は未読なのでよくわからない。読んでみるか。新本格ってあんまり得意じゃないんだけれど。

野阿氏といえば、ひっさびさに新刊が出るらしい。待ちましょう、いつまでも。