クラゲと魚のハイブリッド。

光るメダカをTVで観た。クラゲの蛍光色素遺伝子を組み込まれているため、ブラックライト下では身体が淡く緑色に光る不思議な魚だ。開発されたという新聞記事は読んだことがあったが、売られているとは知らなかった。日本では、一度は輸入許可したもののカルタヘナ議定書に基づいて現在輸入・販売は違法になっているとの由。生態系かく乱を防ぐため、生殖できないように処理はしているというのが蛍光メダカ生産企業側の云い分だが、本当のところはよくわからない。不妊化の方法は企業秘密だとか。

技術の進歩と市場のニーズの両輪に支えられて、Living Modified Organismこと遺伝子組み換え生物のバリエーション(われわれヒトもその対象である)はこれからも増えていきそうだから、基本のところで規制をばっちりかけておかないと深刻なことになりそうだ。

自分もむかし、錦鯉のように色とりどりの色変種のピラルクーを作れたら、と妄想したことがある。水温調整で繁殖させ放題、しかも世代交代の早いメダカと違って、水槽一つでみるみるふやせる種ではないから、コスト管理などの理由で実現することもないと思うが、パンダ模様や金魚サイズのピラルクーをひと目見てみたいと思う気持ちもどこかにある。好奇心は厄介だ。