イヌなんとか。 20:30

ギョウジャニンニクとまちがえてイヌサフランを食べたひとが亡くなったというニュースを見かけた。

花は美しいが毒性が強い、という記述をよく見かける草だ。食べるひとがほんとにいるとは…。花言葉を調べてみたらたくさん出てきた。「永遠」「頑固」「悔いなき青春」「私の最良の日は過ぎた」…脈絡なさすぎ。花言葉っていったい誰が決めるんだろう。誕生日と花を結び付けた誕生花辞典というのもある。むかし調べた自分の誕生花は、アーモンド Prunus dulcis の花だった。巴旦杏の香り、それはすなわち青酸カリの香りじゃないか。ちぇっ。

植物の名前によくつく「イヌ」は、別の種類に似ているけれど本当はちがう、という意味の接頭辞らしい。イヌセイジカとかイヌオヤとか、そんなふうに使ってみたくなる。

昼間、本屋で『ブラックラグーン』の五巻を買い、珈琲屋で軽食を取りながら読んだ。席に戻ってからヴァージニア州の銃乱射事件のニュースを知った。前に書いた津山三十人殺しを思い出したが、あれとくらべても今回の事件は不気味だ。簡単に殺しすぎる。CNNニュースを観ていたら、FBIの元プロファイラ氏が喋っていた。犯人は完全なlonerで、video gameで殺しに馴れていたのだろう、と。ゲーム好きが聞いたらキレそうな関連付けだ。よく聞く論法でもあるが後味はよくない。