早川編集ロボマニュアル試案

朝から売り上げリストが送られてきた。ノルマ分は稼げってか。

COCOさんのところで恐怖の早川編集ロボについての愉快なコメントを読んだ。マニュアル屋としては脊髄反射でいろいろ夢想してしまう。

商品名はまんま「自動編集者」。製造社名が入らないとカッコがつかないので「ちっさいレプリカント」というような名前にしてみる。たぶん内蔵されているであろうメモリ媒体にも、それ風の商標名をつけてみた。<モニータ:記憶の女神の名前from『ハイペリヲン』

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MicroReplic autoEditor device ANNIE W.mk?

with HayakawaPub MonetaStick

User Manual 取扱説明書

Table of Contents 目次

第1章: Package Contents パッケージの内容

第2章: Warnings and Cautions 警告および注意

2.1 Warnings 警告

2.2 Cautions 注意

2.3 Intended Use 使用目的

2.4 Contraindications 禁忌事項

2.5 User Precautions ユーザーに対する事前注意

第3章: Introduction to the Device はじめに

3.1 Definitions 定義

3.2 What is MicroReplic autoEditor? マイクロレプリックオートエディタとは

3.3 Symbols 記号

3.4 How to Contact MicroReplic マイクロレプリック社への問い合わせ方法 

第4章: Device Controls and Features 装置の操作および機能

4.1 On/Off Button On/Offボタン

4.2 Rear Panel 背面パネル

4.3 Control Buttons コントロールボタン

4.4 Alarm and Power Indicators アラームおよび電源インジケータ

第5章: Setting Up The autoEditor Device オートエディタ装置のセットアップ

5.1 Installing インストール

5.2 Where to Place the Device 装置の設置場所


とかなんとか。

パッケージ内容はわかりやすくイラスト入りでこんなかんじになるか。


Your autoEditor system should include the following items. If any of these items are missing, contact your agent.

オートエディタシステムには以下のものが含まれています。欠品がある場合は、担当者宛てにご連絡ください。


MicroReplic autoEditor device ANNIE W.mk?

with HayakawaPub MonetaStick

マイクロレプリック社製オートエディタ装置(Annie W.?型)

およびHayakawaPub MonetaStick

Carrying Case

キャリングケース

User Manual

取扱説明書

Power Cord

電源コード

Ax


鉈って…。

マニュアルでは「警告」の章によく載っている一文「WARNING: Indicates the possibility of injury to the user. 警告:ユーザーに身体の傷害が生じる可能性があることを示します。」が笑えないw 

第9章くらいになると「Cleaning クリーニング方法」(風呂には浸けるなと書いてあるに違いない)、第10章くらいで「Accessories オプション」が出てくるはず。着せ替えセットの品番表が充実してそうだ。

最終章には「Specification 仕様」(叩いても壊れませんとか)と最近必須の「EMC 電磁環境両立性に関する情報」。

…というわけで関係者のみなさま、大変失礼しました。

ああ、こんなマニュアルが仕事のネタだったら楽しいだろうな。<いいから真面目に仕事しろ

追記:

キングの原作に出てくる本物のアニーがふりかざす得物については不勉強だったので、amazonで原作を調べた。英語は「ax」、訳語はコメントの書き込みどおりに「鉈」としてある。