サムサーラ・ジャンクション

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ううーん、ものすごい中途半端な表紙だったんだな。カバーをかけて読んでいたから気づかなかった。

メキシコに住む殺し屋アクスル・ボルハは、ある日、仕事でドジを踏んで捕縛され、地元の有力者である枢機卿の命令で、チベットを再現した巨大植民衛星サムサーラに送り込まれる。暗殺された法王ヨハンナが横領したヴァチカンの資金回収とか、そんな名目。サムサーラに住むというヨハンナの妹を探して、彼は行動を開始する。

アクスルの武器、AI仕込みのもの言う拳銃「コルト」のずるがしこさが気に入った。枢機卿の正体はいまいちピンとこなかった。読み落としたかな。それとも、これはシリーズものの四作目だそうだから、前作にそのあたりが出てくるのかな。作者はかなり日本のサブカルに詳しそうだ。なんのつながりもなく「テツオみたい」云々という形容が出てきたのは、あの「鉄雄ォォ!」「金田ァァァ!」だと思っていいんだろうか(c)AKIRA