だるだる。

■13:00

うちのオフィスでの翻訳やレビューが終わったあとで、人件費が安いブランチオフィス(頭文字にCがついたりIがついたりする大国にある)に文書ファイルを送って、Acrobatで閲覧できるpdfを組んでもらう機会は多い。やりとりは適当に英語でするからいいのだが、日本語をまったく解さないスタッフが作業をするので、ときおり目玉がこぼれそうな生成ミス/誤字脱字が見つかることがあって、チェックする時は気が抜けない。

今日のファイルも、こちらが出した翻訳文では「SERVER」と英語のままだった語が、いつのまにか「ザーバ」となっていた。

ザーバって。…ザバイヨーネ? <それはお菓子

「サーバ」ならいいかというとそうでもない。そのほうがわかりやすいとか、クライアントの好みだとか、英語のままにしておく理由もいろいろあるのだ。勝手に訳されるのは困る。ほかにもこういういいかげんな訳が入っていたら怖いのだが、ずらずらと並ぶ日本語からは、それらはすぐにはわからない。「ザーバ」だったから目を引いたのだ。

いささかの不安を残して作業を終えて、それを周囲に告知した自分のメールをあとで見たらこうなっていた。

柿ファイルの修正が終了いたしました。

うぇぇぇ、ほんとは「下記」です。ごめんなさいぃ…。

■10:00

最近、朝がつらい。だるすぎる。肌ならぬからだのまがりかどなんだろうか。

『サムサーラ…』が終わったので『虐殺器官』に突入。そういう作品ばかり立て続けに読むのがいけないのだが、うすら寒い既視感のある未来の紛争地帯を転戦している気分。

ハイテクが魔法めいた域に達している『サムサーラ』にくらべると『虐殺…』は現代と密接につながっている。いまじゃないけど来年か再来年くらい。多脚砲台や脳増量サイボーグはまだまだ無理でも、このあたりの軍事技術なら実はもう実用化してるんじゃないの?というような。

ああ、仕事しないと…