ナマズのカジノで勝つ方法はないのか。

以下、15日夕方の18時50分前後に相方からきた携帯メール。


四日市から伊勢湾の方向に、へんな放射光帯が空に見えた。

震度4くらいのがくるかな?


このメールの翌朝だったので、地震の速報そのものにはさほどの驚きはなかったが、震度の大きさに度肝を抜かれた。時間の経過とともにテレビに映し出された惨状には胸が詰まった。いつでも災害の犠牲になるのはお年寄りだ。

昨夜は、部屋のCDコンポも誤作動していた。夜中近くになって京都沖を震源として北海道が揺れたときには、寝たはずの息子が起きてきて「いま揺れたよ!」と云いに来た。大丈夫だから寝なさいと口では云ったが、そんなのは気休めだ。ナマズが胴元として立つルーレット台では、人間側が必ず大負けすることになっている。

地震の前兆として空に異状があらわれ、電子機器が誤作動するというのは、地震予知サイトなどではよく見かける話だ。科学的でない迷信と片付ける向きも多いのだろうが、経験知を否定しようとは思わない。東京で働いていたときは同僚といっしょに、耳鳴りの方向や耳の痛みで震源地の見当をつけていたこともある(突拍子もなく聞こえるかもしれないが震源が近ければ近いほどそちらに向けた耳の痛みは激しい)。いまは毎日イヤホンで音楽を聴きながら仕事をしているので、そういう方面の感受性を完全に封殺してしまっているが、耳を澄ましていれば何かを感じたのだろうかと思わないこともない。

しかし地震予知は、日時・場所・震度の三つがそろわないと有用性がない。明日くらいに北西で大きいのがあるかも、では流言飛語の類と何もかわるところはない。はじめから予知にも何にもなりはしないのだ。

平成16年の地震のときも台風23号(10月20日ごろ発生)襲来後の10月23日に新潟県中越地震が起きている。個人的には台風と地震はセットにして考えてもよいかもしれない思っている。…いや、何の科学的根拠もないので個人的迷信にすぎないが。

被災地の方々にはお見舞い申し上げるとともに速やかなインフラ復興を願う。風呂がこわれただけでこれほどストレスになるのに、水も安眠する場所もないなんて辛すぎる。