映画の前の予習として。

トランスフォーマー ゴースト・オブ・イエスタデイ』(ハヤカワ文庫)を読んでいる。

トランスフォーマーは、最初のアニメシリーズが始まったころから知っているが、観たおぼえはあまりない。フルCGの逆輸入アニメになってから一度観たときは、声優さんたちのあまりのアドリブ合戦に笑い死にそうになった。*1

両軍団の首領以外、キャラクターの名前も知らない。だからこの本を読んでいて、スタースクリームといわれても、姿が思い浮かばなくてちょっと困った。記述が充実したwikiで調べたら、F-15イーグル戦闘機に変形するらしい。ううーん。そちらの趣味をもつ相方は一発だろうが、自分は疎いからよくわからない。外形が想像できないと、サイバトロン AUTOBOTSデストロン DECEPTICONS 両軍団ともごつい機械型エイリアン群として想像するしかないので、読書中に生成する脳内映像が地味だ。映画をはやく観たいなあ。

トランスフォーマーは、玩具メーカーとのタイアップがベースにあるわけだが(タカラのダイアクロン+ミクロマンの米国展開)、機械が変形合体→人型/ロボット状が最終形態という設定は、戦隊ものといっしょで日本特産のような気がする。どうなんだろう。向こうのアニメでは『ブレイブ・リトル・トースター』(友達が息子にビデオをくれた)やPIXARの『カーズ』みたいに機械や車体に目がくっついて擬人化終了という作品が多い。日本のものは全長1キロを超える超弩級宇宙戦艦(マクロス*2)から数センチのライター(ゴールドライタン)に至るまで、もれなく人型に変形する。また、トランスフォーマーの項目によると、「元となった『ダイアクロン』のロボット達と違い、「自分の意志を持った生物」という設定になったのは、「人が乗って戦うロボット」という日本ではおなじみの概念にアメリカ人がなじめなかったためという説がある。」らしい。なんでだろう。

…っ。仕事しなくては。

*1:悪役メガトロンをあてていたのが千葉繁氏だったし。

*2:夏にとうもろこしの皮を剥くときはダイダロスアタックを思い出す。