暗号機のお値段。

Boing Boing」で、本物のエニグマがeBayに出ているという記事を見かけた。

ロバート・ハリス『暗号機エニグマへの挑戦』(新潮文庫)を読んだことがあるのでつい反応してしまった。

http://www.boingboing.net/2007/07/18/enigma_machine_on_eb.html

エニグマ Enigma先の大戦中にドイツが使用した暗号生成機だ。上記の作品は、エニグマのコードを破るために気が変になるほどがんばっていたイギリス側の話で、『エニグマ』のタイトルで映画化もされている。wikiによると、この暗号機、スティーブンスの『クリプトノミコン』(ハヤカワSF文庫)にも出てくる模様。こっちも読んでみたいなと思って調べたらなんと4分冊。1巻が「チューリング」で2巻が「エニグマ」って、はいはい、まんまですか。SFというよりも暗号戦争とか国際謀略小説っぽいという評もあって、どっちも好きな人間としては楽しく読めそうだ。

ティーブンスといえば『スノウ・クラッシュ』なわけだが、あちらはなぜか乗れなくて挫折したっきり…。いま読んだらまた違うだろうか。

下記は、そのエニグマのシミュレータ。

字を入力すると仕組みがわかるらしい。うちに帰ったら遊んでみよう。

http://enigmaco.de/enigma/enigma.html