黒い養い子。

近所のうちを取り壊しているのが、台所の窓からよく見える。

今朝も八時きっかりから作業が始まった。パワーショベルの活躍を観察していたのだが、操作方法はさっぱりわからない。こんがり日焼けしたマッチョ系作業員が運転席で右左のレバーと足元のレバーを器用に操ると、渡り蟹のハサミに似た形の先端部分が家屋の土台をがっきりつかんでべりべりべりっと剥がしていく。巨人の箸先のようにとても器用な動きだ。上手いなあ。音がうるさいけど。

ゴミを出しにいった帰りに、息子がツマグロヒョウモンの子供を拾った。食草から離れて道路をいっしょうけんめい歩いているところだったから、終齢で、もうすぐ蛹化するのかもしれない。しかしありあわせのケージに入れてスミレ類の葉を入れてやると、もりもり食べていたから違うのかも…。

昼下がりの『CSI:5』を観ながら讃岐うどんを食べた。画面がアレなので、この時間帯に放映するのを決めたひとはすごいと思う。というか、この時間はゆっくり腰を落ち着けて観られないので、やっぱり夜中がいいス。<わがまま

炎天下、息子を連れて丘を降りた。目的地はコンビニ。過去問題集のコピーと、アイスを買うためだ。彼に勧められてカメラを持っていった。

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触角が立派なコガネムシコフキコガネかと思ったが、微妙に違う。瀕死だった。

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わりと大きいが、シルエットがアシナガバチスズメバチとは違う(腹部が長すぎる)ので、安心して接近。アザミにつっこんだ顔をぜったいに上げないので同定できないかもと思いつつ、特徴的な太くて黒い触角をたよりに探した。ヒメハラナガツチバチらしい。幼虫はコガネムシの幼虫を食べて育つそうな。

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褐色型のオンブバッタの子供。実寸1cm足らず。翅が延びはじめているのが鱗のように見える。

暑い。梅雨が明けたら虫探しは早朝に出たほうがよさそうだ…。