神聖なるバーでは酒と向き合いたい。

倉庫をいじるかたわらネットをぐるぐるしていたら、こんな記事が。

バーで「男らしいと思う」男性のしぐさランキング

http://ranking.goo.ne.jp/ranking/017/bar_manly/&f=news&LID=news

1位から10位まで、初めてのバーにもためらいなく独りで入るコアな酒飲みには同意できる項目がひとつもなかった。

1位「料金を払ってくれる」ようでは、自分の飲酒許容量の関係で勘定が気になっておちおち飲めない。身長160センチ以上あるので「座面の高い椅子を降りるときに手を貸してくれ」なくてもぜんぜんかまわない。「スマートにバーテンダーと話している」って、日本国内のバーで日本語が通じないことはないと思うよ。「女性のドリンクを選んでくれる」とかえって困る。ジュースみたいに甘いのを選ばれてもね。出てきたらもったいないから飲むけど(殴

と考えていくうちに、自分にとってバーは、シングルモルトやカクテルの色や香りを愛でる場所であって、同行の異性を愛でる場所ではぜんぜんないというのがよくわかった。どうせ愛でるのならバーテンダーさんの洗練された立ち居振る舞いのほうが断然魅力的だし。

異性とふたりきりでバーに行くのは面倒だ。むかし、帝国ホテルのオールドインペリアルバーに呼び出されて「上に部屋が取ってある」、京王プラザホテルのバーで「ぼくとつきあうといいことがあるよ」など、あるゴールに向かう過程としてバーを使われたことが何度かあって、それですっかりうんざりした。相手にそういう気がないとしても、自分の酒量に引かれるのもアレなのであんまり行きたくなかったりw

要は、バーで女性を口説くと成功率が高い、のではなくて、ふたりきりでバーにいくことに同意する女性を口説くと成功率が高い、のまちがいだと思う。それもあくまで、率が高い、であって、100%絶対確実ではないので要注意。近頃は飲むものにデートドラッグを仕込んでなどという下種もいるようなので、女性にはくれぐれも気をつけていただきたい。

せっかく酒のプロが相手をしてくれるところにいくのだから、そういう方面で気を遣いたくない。気心の知れたお酒好きの同性と行って、楽しく話しながら、がいちばんだ。

はやく再検査が終わらないかな。飲めないと思うとなんともつまらない。