秋の夕暮れ。

夕刻、息子を塾に送り出して、帰り着いた車庫からそのままふらふらと散歩へ。今シーズンはこれでもうおしまいかな。

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ヒラタアブだと思う。頭の上に突き出た葉の周囲を飛び回っていて、うまく撮れなかった。

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ミドリグンバイウンカ Kallitaxilla sinica。熟れた柿を撮っていて、手前の変色した葉を見たら止まっていた。あんまり緑色が綺麗なので一生懸命撮った。頭上ではメジロの群れがにぎやかに柿をつつき、自分の手元では蚊の群れがぶんぶんと…orz この時期の飢えた薮蚊は信じられないほど大きくて、恐怖を覚える。

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ホソヘリカメムシヒゲナガカメムシ。野原のイネ科の草の穂にいっぱいたかっていたが、すでに空が光を失ってピントが合わず、満足な画像は得られなかった。群れにはムラサキシラホシカメムシもまじっていた。

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一匹だけ大きいクモヘリカメムシ。こうしてみるとカメムシの仲間っていっぱいいるものだ。カメラを構える指にたかろうとする蚊の猛攻にまたしても負けた。くっ。とうとう薄暗くなりはじめた帰り道、後ろからひらひらと飛んできて追い抜いていった白い蛾がいた。

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止まった葉陰をのぞいた。暗くてよくわからない。

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めくってみた。シンプルだが美しい翅が見られて満足。

蛾はよくわからないけれどたぶんメイガにちがいない、とあたりをつけて探しまくったところ、ツゲノメイガらしい。

道沿いの藪に巣を張っているジョロウグモのメスたちの腹はいずれもぽんぽんに膨れて、産卵に備えている様子だった。で、そういう巣にはあのちびっこいオスの影がもうない。やっぱりそういうことなんだろうか。クモの夫婦は怖いなあ(笑)