賀状と甲手。

毎年この季節になると隣家に呼ばれて賀状作成のお手伝いをする。今年は、買ってきた賀状作成用ソフトのインストールがうまくいかないということだったので、旧バージョン削除と常駐ソフト終了ののちに再インストール。賀状文面を作成したのはいいが、プリンタが繋がらない。PC数台を使って二時間かかった。プリンタドライバCDが見つからなかったらどうしようかと思った。PCは複雑すぎて家電には向かない。

さて、隣家は剣道のひとである。数年越しでやっと完成した特注の防具を見せてもらった。彼の大きな手の形を測定して作ったという甲手を片方はめさせてもらうと、当然ぶかぶかで、オーブングローブのようだ。濃く藍の匂いがした。掌側には柔らかい布が張られて竹刀をにぎりやすくなっているが、相手から打たれる手の甲側と腕にかけては革と布を合わせてきつく縫ってあるのでものすごく固い。胴は黒漆塗り、面の内側は朱塗り。黒く塗るよりも反射がきつくなくて対戦しやすいのだという。剣道はやったことがないけれど彼の話はいつもおもしろい。

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