十二国記のつづきは明日。

明日発売の新潮社の雑誌『yom yom』に小野不由美氏の十二国記シリーズ『丕緒(ひしょ)の鳥』が載る。*1 小野氏は寡作で、『皇国の…』の佐藤大輔氏と同じくらい読者をやきもきさせる作家さんだ。じれったさにとんだりはねたりして明日を待ち焦がれているファンは多かろう。今回は慶国の話だそうなので、出てくるのは陽子たちだろうか。今でも晴れた空を仰ぐときは、あの尊い金色の聖獣が背に主上を乗せて宙を駆けて来る『風の万里…』の場面を思い出すことがある。成年を過ぎてから読んだにもかかわらず、シリーズの各場面のひとつひとつが描写とともに深く記憶に残っている。そういう強さをもつ物語だ。

*1:ぴ女史、情報ありがとうございました。恋愛インタビュー面白かったですw