雑感。

当ブログにおける怪談カテゴリである「よくわからない話」に入れたいくらいだ。


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医療崩壊が産科から始まってしまった[ブログ時評59]

医療側の負担も、相当なものらしい。

「いまはみんな普通に子どもが生まれて当たり前だと思ってるけど、分娩ってのは今も昔もすごくリスキーなものです」と、そちら関係の仕事の人から聞いた。以前、分娩時に産婦が亡くなり、遺族が病院側を医療過誤で訴えた裁判にかかわったときの話を聞かせてくれたときのことだ。

産婦のcause of deathは羊水塞栓症だったとの由。この疾患、こちらの専門家ブログによると、『羊水塞栓症という疾患がこの世の中に存在し、妊婦であれば誰にでも起こり得る。非常にまれとはいえ、いったんこの疾患が発生すれば母体の救命は現時点ではほとんど不可能である』そうで、ひらたくいえばこれを発症したら即死。

こういう悪魔の籤を引いてしまったとしかいいようのない事例でも、即刑事裁判なんて、医療側も頭を抱えてしまうだろう。

上記は2006年に書いた雑記。この後、元小児科医の友人(旦那さんは産科医)の話を聞いたりしたところでは、かなり大きい大学病院でさえもますます苦しい状態になっている模様。お産どころか癌の手術も医師不足でできないとか、めっちゃ少ないチームなのに大回転とか。

なんでこんなことに?