…もしかしてものすごく大変?

ゆうべ某所で英国住まいの日本語学習者の方とやりとりをしたときに、そのひとが勉強に使っているのだと教えてくれたところ。

Kanji Converter to Hiragana, Romaji, English

http://nihongo.j-talk.com/parser/

httpに任意の日本語サイトURLを入れて表示させ、漢字(たとえば「俺」)の上にカーソルを乗せると、以下のように漢字の読みや意味を表示してくれる。

 おれ(n) I(ego) (boastful first-person pronoun) (com)

boastfulか…。そこまで強いニュアンスはないと思うけど、そんなもんなんだろうか。

一般的日本語文のデフォルト「漢字かな交じり文」→漢字の読みを知る→意味を調べる→全体的に訳を繋げるには、英語を訳す時の何倍もの労力が要るだろう。英語にももちろん、わかりにくい品詞や動詞変化はあるが、表音文字だから単語の読み方で意味が変わることはない。綴りを辞書で引いて文脈や品詞に合わせた訳を選べば大丈夫。

ロールオーバーで表示される読みと訳を見ながら、日本語初学者たちに要求されるであろう手間と苦労をリアルに想像するうち、足元に穴が開いてすとんと飲まれるのに似た怖れを感じた。

どの外国語であっても学習が楽だとは思わないが、表音文字表意文字の文化圏をまたぐのは大変なことのようだ。先日の嵐のようなOpenProjectの一件がますます尊くみえてきた。