That was the last straw.

ネットのほうぼうにつくった場所は、人と繋がるためのツールである前に、頼りなく漂う想念に形を与えて定着させるための自問自答の鏡だ。

こうしてネットで泳ぎ回っているところはよそから見れば、時間の浪費に見えるのかもしれないが、自分にとっては雑事の中からやっとひねり出した内省の時間である。自己の形と平衡を保つうえで必要不可欠なその時間を他の事に捧げよと云われるのは、どんな理由であれ我慢ならない。

自覚しないようにしていたが、意識の風を吹き込めば怒りの火はとめどなく、暗く紅く燃え上がる。それこそが無為、何の益にもならないエネルギーの無駄遣いであるのに。