シャーロック・ホームズ Sherlock Holmes

週末は、宿題やら仕事やらで親子とも缶詰めになりがちである。いいかげん飽きたので、予定を蹴散らして、気晴らしに無理やり出かけた。うんとむかし、シャーロキアンの友達に引っ張られて日本シャーロック・ホームズ・クラブに入ったこともあるので*1、この映画はどうにか観たいと思っていたのだ。

今回の映画は、ホームズとワトソンのコンビの「そんなにくねくねしてないでなんかもう君たち結婚したらいいと思うよ(大暴言)」的な腐れ縁描写が、いままでのホームズ映像化と毛色が違って面白かった。ホームズなのに「ルパン三世」風味、という印象を助長していたのが、『ボヘミアの醜聞』にしか出てこないはずのアイリーン・アドラーの完全フジコ・ミネ女史化。たぶんこの先も出てくるんだろう。教授の正体もとても気になるので、続編よろしく。

*1:活動に参加したのは数えるほどだが、気さくな動物学者・S吉先生と、ホームズネタのラノベでデビューされたばかりの若きK原尚彦氏にお目にかかる機会を得た。ご両人の著作を見かけると当時のお姿を思い出す。というか、クラブ名義の出版物に載る友人のホームズ・エッセイに添える絵を頼まれて描いたのをいま思い出したorz