バケもの退治とあとのまつり。

飛び込んできた仕事はひとまず終了。不馴れな化学系案件なので訳語をひとわたり再確認してから納品する予定。昔いた事務所では化学ネタ=バケと呼んでいたが、まさに真夏のおバケ並みに遭遇したくないネタだった。ふだんやっている軟弱医薬系でも生化学が絡むことはあるから勉強はしといたほうがいいんだろうが、仕事をうっちゃるわけにもいかないし…。


今月に入って子供の学校関係の集まりに三つ出た。そのうち二つで「息子/親戚の子が翻訳の仕事に興味があるんだけれど、どうしたらなれるの?」という質問を受けた。あまり役に立たないかもしれないけど、と前置きしてから経験に照らしてご説明申し上げたが、どれくらい伝わったろう。大学を出ていきなりデビューするのは難しい仕事であるというのは強調しておいた。調べものが嫌いだと辛い、とも。


ストロスの本を弁当や水筒がひしめきあう出勤バッグにつっこみながら、せっかくなら流行りの電子版を買えばよかったのだといまさら気付いた。買うときは、本当に全然考えつかなかった。連日連夜仕事でディスプレイを見すぎているから、本を読むときくらいは素朴な紙のほうが目が疲れない気もするが収納を考えるとやはり電子データか…。ためしに、次に買う原書は電子版にしてみよう。忘れないようにここに書いておく。


画像は先日、家のなかに入ってきたお客さん。オナガバチの殿方だろうか。よくわからない。

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